看護師の退職でよくある質問

【Q&Aまとめ】看護師の退職に関するよくある質問

1. 退職を切り出すタイミングはいつがベスト?

A: 通常は、退職希望日の1〜2か月前に上司へ伝えるのが一般的です。ただし、職場の就業規則によっては「3か月前までに申し出ること」と決められている場合もあるため、事前に確認しましょう。


2. 有給休暇は消化できる?

A: 労働基準法では、退職時に未消化の有給休暇を消化する権利があります。ただし、スムーズに取得するためには、上司や人事担当者と事前に相談し、円満に進めることが大切です。


3. 退職理由は正直に伝えたほうがいい?

A: 基本的に、「個人的な理由」や「家庭の事情」など、無難な理由にするのがおすすめです。ネガティブな理由(人間関係や待遇への不満)を正直に伝えると引き止められたり、トラブルの原因になる可能性があります。


4. 退職届と退職願の違いは?

A: 「退職願」は退職の意思を上司に伝えるためのものですが、撤回できる場合があります。「退職届」は正式に退職を申し出る書類で、一度提出すると撤回が難しくなります。


5. 退職を引き止められた場合はどうすればいい?

A: 「一度決断したので、変わることはありません」と冷静に伝えましょう。具体的な日程や退職後のプランを明確にしておくと、相手も納得しやすくなります。


6. 退職後の健康保険はどうなる?

A: 退職後は「①国民健康保険に加入する」「②家族の扶養に入る」「③任意継続健康保険に加入する」の3つの選択肢があります。自分の状況に合わせて手続きをしましょう。


7. 退職後の年金手続きは必要?

A: 退職すると厚生年金の加入が終了するため、自営業やフリーランスになる場合は国民年金への切り替えが必要です。転職する場合は、新しい職場で手続きをしてもらえます。


8. 退職前にやるべきことは?

A: 退職前に以下のことを準備するとスムーズです。

  • 退職の意思を伝える
  • 退職届を提出する
  • 有給休暇の取得計画を立てる
  • 健康保険・年金の手続きを確認する
  • 退職後のキャリアプランを考える


9. 退職時に引き継ぎはどの程度行うべき?

A: 基本的には、後任のスタッフが困らないように最低限の引き継ぎを行います。ただし、無理に長期間残る必要はなく、適切な範囲で文書や口頭で情報を共有しましょう。


10. 退職を伝えた後、職場での扱いが悪くなったら?

A: 退職を伝えた途端に態度を変えられることもありますが、感情的にならず淡々と業務をこなしましょう。あまりにもひどい場合は、人事や信頼できる同僚に相談するのも手です。


11. 退職代行を使うのはアリ?

A: 退職を伝えるのが難しい場合や、精神的に辛い場合は退職代行を利用するのも選択肢のひとつです。ただし、会社によっては手続きを進めるのに時間がかかることもあるため、信頼できるサービスを選びましょう。


12. 退職後の転職活動はいつから始めるべき?

A: 退職前に転職活動を始めるのが理想です。看護師転職サイトやエージェントを活用して、次の職場を決めてから退職すると、スムーズにキャリアを進められます。


13. 退職するときに必要な書類は?

A: 退職時に以下の書類を受け取る必要があります。

  • 雇用保険被保険者証(失業保険の申請に必要)
  • 源泉徴収票(確定申告や転職先の年末調整に必要)
  • 年金手帳(国民年金の切り替え時に必要)

退職届の書き方やフォーマットについては、以下の記事を参考にしてください。


14. 退職を伝えた後に職場の対応が厳しくなったら?

A: 退職を伝えたことで職場の雰囲気が悪くなることもありますが、最低限の業務をこなし、無理に関係を修復しようとしなくても大丈夫です。あまりにも嫌がらせがひどい場合は、労働基準監督署に相談するのも選択肢のひとつです。


15. 退職後の失業保険はどうやってもらう?

A: 退職後にハローワークで求職申請をすると、失業保険の給付を受けられます。ただし、自己都合退職の場合は3か月の待機期間があります。転職活動をしながら、計画的に利用しましょう。


看護師の退職にはさまざまな疑問や不安がつきものです。ですが、適切な準備をしておけばスムーズに進めることができます。このQ&Aが少しでもお役に立てれば嬉しいです!

この記事を書いた人

あゆ

元ナース・保健師のあゆ。 元看護師・保健師で、転職5回を経て現在はフリーランスとして活動中! 看護師として働く中で、悩み続けて1年かけて退職した経験があります。その過程で、退職を切り出す難しさや、退職後のキャリアへの不安を痛感しました。 『ナースの退職お悩み相談室』では、退職を考える看護師の方々に役立つ情報や、退職代行サービスの活用法、退職後のキャリアプランなどを発信しています。皆さんが一歩踏み出すお手伝いができれば嬉しいです。

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