看護師の退職届|書き方や正しいフォーマット、提出のコツとは

看護師の退職届はどう書く?正しいフォーマットと提出のコツを解説【テンプレート付き】

看護師が退職を決意した際、避けて通れないのが「退職届」です。

しかし、「どのように提出したらよいのか?」「いつ提出すればよいのか?」と悩む方も多いでしょう。

この記事では、看護師の退職届の正しい書き方や進め方、提出のタイミングを詳しく解説します。

円満に退職するためのポイントや注意点も紹介。手書き・パソコン作成の違いや、正しい退職理由の書き方についても解説しているので、スムーズに退職手続きを進めたい方はぜひ参考にしてください。

あゆ

あゆ

基本的な書き方や提出のタイミングを知ったうえで、あなた自身の状況に合わせて退職届を出してくださいね!

看護師の退職届とは?退職願との違いは?

看護師が退職を決意したとき、最初に考えるべきなのが「退職届」と「退職願」の違いです。

どちらも退職に関連する書類ですが、実は意味が異なります。

退職願は「退職したい」という意思を伝える書類であり、提出後も撤回できる可能性があります。

一方、退職届は「退職を確定させる」書類であり、提出した時点で原則として撤回できません。

看護師の職場では、一般的に退職届の提出が求められるケースが多いため、誤解しないようにしましょう。

看護師が退職届を提出する前に準備すべきことは?

看護師が退職届を提出する前に、いくつかの準備や確認することがあります。以下の通りです。

  • 退職の意思をいつ伝えるべき?
  • 退職届は誰に提出する?院長?師長?
  • 退職理由はどう伝えるべき?円満退職のコツ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

退職の意思をいつ伝えるべき?

退職を決めた場合、まずは適切なタイミングで上司に伝えることが大切です。

通常、退職の1〜3か月前には報告するのが望ましいとされています。職場の就業規則を確認し、違反しないよう注意しましょう。

特に人手不足の医療現場では、急な退職が患者や同僚に負担をかけることがあります。スムーズに引き継ぎができるよう、早めの相談が重要です。

退職届は誰に提出する?院長?師長?

退職届の提出先は職場によって異なりますが、直属の上司(看護師長や主任)にまず伝え、その後、院長や事務長に正式に提出するケースが一般的です。

施設の規模によっては、事務手続きを担当する部署があるため、事前に確認しておくとスムーズです。

退職理由はどう伝えるべき?円満退職のコツ

退職理由を伝える際は、ネガティブな内容を避けるのが基本です。

OKな理由例

  • 「キャリアアップのため、新たな環境で経験を積みたい」
  • 「家庭の事情で生活環境を変えざるを得なくなった」

NGな理由例

  • 「人間関係が悪いので辞めます」
  • 「給料が安すぎてやっていけません」

円満退職のためには、建設的な理由を述べるのが大切です。

スムーズな退職と退職後のキャリアを考えて、本音と建前を分けて退職理由を伝えましょう。

看護師の退職届の正しい書き方は?

看護師の退職届は、基本のフォーマットがあります。

ここでは、フォーマットや例文、手書き・パソコンで書くことについて詳しく解説します。

退職届の基本フォーマット

退職届は、以下の項目を含めるのが一般的です。

  1. 書類のタイトル:「退職届」
  2. 日付:提出日を記入
  3. 宛名:施設長や病院長の氏名
  4. 本文:退職の意思表示と退職日
  5. 差出人:自身の名前と押印

基本的には、この順番で退職届を書きましょう。

縦書きの退職届テンプレート

看護師 退職届 書き方

横書きの退職届テンプレート

退職理由の例文(ポジティブ・ネガティブ)

ポジティブな理由は円満退職につながりますが、やむを得ないネガティブな理由を書く場合もあります。

ポジティブな例文: 「一身上の都合により、〇〇年〇月〇日をもって退職いたします。」

ネガティブな例文: 「健康上の理由により、勤務の継続が難しくなったため、〇〇年〇月〇日をもって退職いたします。」

このように、退職理由の例文を参考に、ご自身の状況に合わせて作成してみてください。

手書きとパソコンどっちが良い?

多くの職場では手書きを求められる傾向にありますが、最近ではパソコン作成でも問題ないケースが増えています。

事前に職場のルールを確認しましょう。

看護師の退職届を提出するタイミングとマナーは?

退職届を出すタイミングはいつがベスト?

理想的なタイミングは、退職の1か月前〜2週間前です。

ある程度の余裕を持って退職届を出すことで、不備や質問があった場合に対応するゆとりが持てるでしょう。

ただし、施設によって異なるため、必ず就業規則を確認してください。

退職届を郵送してもいい?

やむを得ない事情がある場合は郵送も可能ですが、基本的には直接手渡しするのがマナーです。

手渡しをする場合は、必ず感謝の気持ちを添えて渡すようにしましょう。

退職届を受理されなかったらどうする?

退職届を拒否されるケースは稀ですが、もしそのような事態になった場合は、労働基準監督署に相談するのも一つの方法です。

事業主には退職を拒否する権限はありませんが、快く受け取ってくれないケースも多々あります。

強い引き止めや拒否があり、精神的なストレスや負担が辛いと感じたら、退職代行サービスを利用するのもおすすめです。

まとめ|スムーズな退職のためにやるべきこと

退職届の作成と提出には、適切な準備とマナーが求められます。

円満退職を目指すためにも、事前準備を怠らないようにしましょう。

また、次の職場を探す際には、看護師専門の転職サイトやエージェントを活用するのがおすすめです。

転職活動をスムーズに進めるために、早めの情報収集を心がけてください。

この記事を書いた人

あゆ

元ナース・保健師のあゆ。 元看護師・保健師で、転職5回を経て現在はフリーランスとして活動中! 看護師として働く中で、悩み続けて1年かけて退職した経験があります。その過程で、退職を切り出す難しさや、退職後のキャリアへの不安を痛感しました。 『ナースの退職お悩み相談室』では、退職を考える看護師の方々に役立つ情報や、退職代行サービスの活用法、退職後のキャリアプランなどを発信しています。皆さんが一歩踏み出すお手伝いができれば嬉しいです。

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