【看護師退職】おすすめのお菓子7選と渡し方のマナー|失敗しない選び方ガイド

【看護師退職】おすすめのお菓子7選と渡し方のマナー|失敗しない選び方ガイド
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看護師として退職するとき、同僚や上司、医師などへの感謝の気持ちを伝えるためにお菓子を配ることが一般的です。しかし、何を選べばいいのか、いつ渡せばいいのか、誰に配るべきなのかなど、迷うポイントは多いものです。

この記事では、看護師が退職時に配るお菓子の選び方のポイントや、おすすめのお菓子、渡すタイミングやマナーについて解説します。

スムーズに退職の挨拶を済ませて、気持ちよく次のステップに進むための参考にしてみてください。

目次 Outline

看護師が退職時に配るお菓子、選び方のポイント

看護師が退職時にお菓子を選ぶ際は、職場の同僚や上司に喜ばれるお菓子を選ぶために、以下の4つのポイントを意識しましょう。

小分けで配りやすいものを選ぶ

医療現場では、休憩時間が限られていたり、交代勤務で全員が揃わなかったりすることが多いため、個包装で小分けにされたお菓子が重宝されます。

個包装にすると、次のようなメリットがあります。

  • 衛生的に一人ずつ取り分けられる
  • その場で食べられなくても持ち帰りやすい
  • 必要な分だけ取り出して食べられる

例えば、クッキーやフィナンシェなどの焼き菓子の詰め合わせは、個包装で日持ちもするため人気です。

日持ち・保存方法にも注意する

看護師の勤務は不規則なため、すぐに食べられない場合もあります。そのため、日持ちするお菓子を選ぶこともポイントです。

特に以下の点に注意しましょう。

  • 常温保存できるもの(冷蔵が必要なものは避ける)
  • 賞味期限が1週間以上あるもの
  • 割れにくい・崩れにくいもの

生菓子や要冷蔵のケーキなどは、保存の問題があるため避けるのが無難です。

万人受けする味・見た目を重視する

多くの人に配るお菓子は、好き嫌いが分かれにくい定番の味や、見た目が上品なものを選ぶと安心です。

具体的にはおすすめなのはこちら。

  • 甘さ控えめの大人向けの味
  • ブランド力のある老舗・有名店のもの
  • パッケージが上品で見た目が良いもの

特に強い香りや独特な味わいのお菓子は、好みが分かれる可能性があるため避けるのが無難でしょう。

相手に気を遣わせない価格帯を意識する

お菓子の価格帯も重要なポイントです。高すぎると相手に負担を感じさせてしまいますし、安すぎると誠意が伝わらないこともあります。

一般的な価格帯の目安としては以下のとおりです。

  • 同僚・スタッフへ配るもの:一人あたり300~500円程度
  • 直属の上司や師長へ:1,000~2,000円程度
  • 医師や院長へ:3,000~5,000円程度

予算の総額は、配る人数や職場の雰囲気によって変わりますが、全体で10,000~20,000円程度を目安にするとよいでしょう。

退職時におすすめのお菓子7選【看護師向け】

ここでは、看護師の退職時に喜ばれるお菓子を7つピックアップしてご紹介します。どれも個包装で配りやすく、日持ちするものばかりなので、ぜひ参考にしてください。

ヨックモック シガール

ヨックモックのシガールは、バターの香り豊かなクッキーで、男女問わず人気があります。

  • 個包装で配りやすい
  • 日持ちが良い(常温で約1ヶ月)
  • 上品なパッケージで高級感がある
  • シンプルな味わいで万人受け
  • 価格帯:20本入り 1,800円前後~

ぽー

ぽー

退職した同期は、部署全体に配るためにシガール大箱を2つ購入していました。個包装で取り分けやすく、休憩時間の食後につまめて好評でした!

アンリ・シャルパンティエ フィナンシェ

アンリ・シャルパンティエのフィナンシェは、しっとりとした食感とバターの風味が特徴的な焼き菓子です。

  • 個包装で日持ちする(常温で約2週間)
  • 小さめサイズで食べやすい
  • 上品な甘さで幅広い年代に人気
  • 高級感のあるパッケージデザイン
  • 価格帯:16個入り 2,700円前後~

資生堂パーラー サブレ

資生堂パーラーのサブレは、さくさくとした食感と上品な甘さが特徴の老舗の味です。

  • 個包装で配りやすい
  • 日持ちが良い(常温で約1ヶ月)
  • 知名度が高く信頼感がある
  • 缶入りタイプは保存しやすい
  • 価格帯:22枚入り 1,300円前後~

ゴディバ クッキーアソート

ゴディバのクッキーアソートは、高級チョコレートブランドの洗練された味わいを楽しめる商品です。

  • 個包装で配りやすい
  • 世界的に有名なブランド力
  • バラエティ豊かな味が楽しめる
  • 高級感のあるギフトボックス
  • 価格帯:30枚入り 3,300円前後~

ぽー

ぽー

退職の際、病棟全体へのお菓子にはゴディバを選びました。「これ、普段自分では買わないから嬉しい」と言ってもらえて安心。ちょっと贅沢なブランドが特別感を出せるのでおすすめです!

デメル ソリッドチョコ猫ラベル

ウィーンの老舗デメルのチョコレートは、上品な甘さと香りが特徴です。個包装ではないので、上司や師長などお世話になった方に少し高級なものを一箱送りたいときにおすすめです。

  • 歴史あるブランドで信頼感がある
  • 洗練されたデザインで高級感がある
  • 夏場は保管温度に注意
  • 価格帯:105g 2,200円前後~

銀座あけぼの それぞれ詰め合わせ

銀座あけぼののおかき詰め合わせは、さまざまな素材の味が楽しめます。

  • 個包装で配りやすい
  • 和菓子なので甘すぎない
  • 老舗ブランドで信頼感がある
  • 日持ちが良い
  • 価格帯:18袋入り 3,500円前後~

ホテルメイドの焼き菓子セット

有名ホテルのオリジナル焼き菓子セットは、特別感があり贈り物に最適です。

  • 個包装で配りやすい
  • ホテル名の入ったパッケージで特別感がある
  • バラエティ豊かな味が楽しめる
  • 日持ちが良い(常温で約2週間)

お菓子を渡すタイミングとマナー

お菓子を選んだら、次は渡すタイミングやマナーについて考えましょう。いつ、誰に、どのように渡すかによって、印象が大きく変わります。

渡すタイミングは最終出勤日の朝がベスト

お菓子を渡すベストなタイミングは、最終出勤日の朝です。その理由は以下の通りです。

  • 朝なら一日かけて全員に配る時間がある
  • 休憩時間に皆で食べられる可能性が高い
  • 最終日の夕方だと慌ただしくなりがち
  • 退職の挨拶と一緒に気持ちを伝えられる

特に夜勤明けでの退職の場合は、最終日前日の夜勤帯にも一部のお菓子を用意しておくと、夜勤メンバーにも感謝を伝えられます。

誰に渡す?部署内、医師、事務スタッフ…範囲の考え方

お菓子を渡す範囲は、職場の規模や自分との関わりによって異なります。一般的な目安は以下の通りです。

<一般的に渡すべき相手>

  • 同じ部署の看護師全員
  • 直属の上司や師長
  • よく関わりのあった医師
  • 日頃お世話になった事務スタッフ

病院の規模や状況によっては、以下の相手にも渡すことがあります。

<場合によって渡す相手>

  • 他部署でよく関わった看護師
  • 看護部長
  • 院長

病院の規模が大きい場合は、全員に配るのが難しいこともあります。その場合は、特に関わりの深かった人を優先しましょう。

一人ひとりに渡す?まとめて渡す?状況別アドバイス

お菓子の渡し方には、「一人ひとりに直接渡す」「まとめて休憩室に置く」などの方法があります。状況に応じた渡し方を考えましょう。

<一人ひとりに直接渡すメリット>

  • 感謝の気持ちを直接伝えられる
  • 一人ひとりと最後の会話ができる
  • 確実に全員に行き渡る

<まとめて置くメリット>

  • 忙しい時間でも負担にならない
  • 自分のペースで取ってもらえる
  • 大人数の場合は効率的

理想的なのは、上司や特にお世話になった方には直接手渡しし、それ以外の同僚には休憩室にまとめて置いて、「お世話になりました」と一言添えるという方法です。

上司や院長への贈り方は少し特別に

上司や院長など、立場が上の方への贈り物は、一般的な同僚へのものとは少し異なるアプローチが必要です。

上司・院長への贈り方のポイントは以下の通り。

  • 事前にアポイントメントを取る
  • 個別に時間を設けて手渡しする
  • 少し良いグレードのお菓子を選ぶ
  • 丁寧な言葉で感謝を伝える

例えば、「お時間をいただけますか?」と事前に声をかけ、「いつもご指導いただきありがとうございました」などの言葉とともに手渡しするのが良いでしょう。

ぽー

ぽー

師長さんには特別にワンランク上のお菓子を用意して、お時間をいただいて直接お礼を言いました。普段言えなかった感謝の気持ちを伝えられて、お互いに良い締めくくりになりましたよ!

メッセージカード・のしは必要?基本マナーと文例

お菓子と一緒に添えるメッセージカードやのしについて、基本的なマナーと例文をご紹介します。

メッセージカードは簡単でも感謝の気持ちを伝える

メッセージカードは必須ではありませんが、あると感謝の気持ちがより伝わります。特に以下のポイントを押さえると良いでしょう。

<メッセージカードのポイント>

  • 手書きで書く(印刷よりも誠意が伝わる)
  • 簡潔にまとめる(長文は避ける)
  • 感謝の気持ちを中心に書く
  • 前向きな内容にする(愚痴や不満は書かない)

メッセージカードは一人ひとりに個別に書くのが理想ですが、時間がない場合は全体向けの一枚でも問題ありません。

のしはつけるべき?ケースバイケースで判断

のしについては、一般的には不要です。ただし、以下のようなケースでは、のしをつけることもあります。

  • <のしが適切なケース>
  • 院長や看護部長など、特に立場が上の方への贈り物
  • フォーマルな雰囲気の職場
  • 高級なお菓子や菓子折りを贈る場合

のしをつける場合は、「御礼」「感謝」などの表書きを選び、水引は紅白蝶結びを選びましょう。

【例文あり】退職時に使えるメッセージまとめ

退職時のメッセージカードに使える例文をいくつかご紹介します。自分の状況に合わせてアレンジしてください。

全体向けのメッセージ例
「○年間、大変お世話になりました。皆さんと一緒に働けたことを誇りに思います。これからも看護師として成長できるよう頑張ります。本当にありがとうございました。」

直属の上司へのメッセージ例
「○○師長、いつも温かいご指導をありがとうございました。師長から学んだことを糧に、これからも成長していきたいと思います。本当にお世話になりました。」

よく関わった医師へのメッセージ例
「○○先生、いつも丁寧にご指導いただき、ありがとうございました。先生から学んだ患者さんへの接し方を大切にしていきます。」

先輩看護師へのメッセージ例
「いつも優しく指導してくださり、ありがとうございました。○○さんの患者さんへの接し方は、私の目標です。これからも頑張ります。」

後輩看護師へのメッセージ例
「短い間でしたが、一緒に働けて嬉しかったです。これからも一緒に看護師として成長していきましょう。応援しています。」

メッセージカードの書き方についてはこちらの記事も参考にしてください!「関連記事:看護師退職時のメッセージカード|感謝を伝える例文&書き方ガイド

退職時のお菓子選びで失敗しないための注意点

最後に、退職時のお菓子選びで失敗しないための注意点をいくつかご紹介します。円満な退職のためにも、以下のポイントに気をつけましょう。

高すぎる・安すぎる贈り物はNG

お菓子の価格は、高すぎても安すぎてもNGです。相手に気を遣わせないよう、適切な価格帯を選びましょう。

<特に避けるべきもの>

  • 高級ブランド品のギフトセット(数万円するもの)
  • スーパーの特売品や安売りのお菓子
  • 手作りのお菓子(衛生面が心配される場合)

基本的には、一般的な百貨店やデパ地下などで購入できる1,000円~5,000円程度のものが無難です。

アレルギー・宗教上の配慮を忘れない

お菓子を選ぶ際は、アレルギーや宗教上の制限についても考慮しましょう。特に注意したい点は以下です。

  • ナッツアレルギー(アーモンドなどが含まれる焼き菓子に注意)
  • 乳製品アレルギー(バターをたっぷり使ったお菓子に注意)
  • 宗教上の制限(豚由来のゼラチンなど)

わかっている場合は事前に配慮し、わからない場合は原材料表示がしっかりしているものを選ぶと安心です。

しょぼい印象を与えないための工夫

予算が限られていても、「しょぼい」印象を与えないための工夫はいくつかあります。

  • 量より質を重視する(少なくても良い物を)
  • パッケージにこだわる(シンプルでも上品なもの)
  • 有名店の定番商品を選ぶ(老舗や人気店のもの)
  • 個包装のものをきれいに並べる(見せ方の工夫)

例えば、量は少なくても高級感のあるブランドのミニサイズ商品や、地元で人気の洋菓子店の商品などは、予算内でも印象が良いです。

事前に配るリストを作っておくとスムーズ

お菓子を配る際は、事前にリストを作っておくと漏れがなくスムーズです。

特に大きな病院で働いている場合は、「夜勤やお休みでなかなかスタッフになかなか会えない」という事態もよく起こります。シフトも考慮して計画的に配ることが大切です。

ぽー

ぽー

私は事前に配るリストを作って、誰に渡したかチェックしていきました。どうしても渡せない人は、手書きのメッセージカードと共に個人ロッカーに入れておきましたよ!

感謝の気持ちを込めたお菓子で気持ちよく退職しよう

退職時のお菓子は、一緒に働いた仲間への感謝を形にするものです。価格や内容よりも、その気持ちが大切です。

お世話になった期間や関わりの深さに応じて、適切なお菓子を選び、感謝の言葉とともに渡しましょう。そうすることで、良い印象を残しながら退職でき、また将来的に再会した時にも気まずくならずに済みます。

看護師としてのキャリアは長く、医療業界での人間関係も大切です。円満な退職を心がけ、次のステップに向けて前向きに進んでいきましょう。

ぽー

ぽー

私は退職時に丁寧にお菓子を配って回ったことで、一人ひとりとお話しできて、よい思い出になりました。「また一緒に働きたい」と言ってもらえて嬉しかったです。感謝の気持ちは必ず伝わります!

Wrote this article この記事を書いた人

ぽー

ぽー

看護師・保健師・養護教諭資格あり。 転職経験は3回で、現在はフリーランスとして活動中です。急性期から退院支援、外来などさまざまな部署で看護の仕事をしてきました。 子育てと仕事との両立に悩み、ライフステージの変化に応じて働き方を変えていった経緯があります。 働き方に悩む看護師が、より自分らしく働くために役立つ情報を発信していきます。

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